宇宙に存在するとされながら見つかっていない「暗黒物質」の証拠を、米欧などの国際チームが発見した可能性があることが分かった。
国際宇宙ステーション(ISS)で観測したも。。
発見が確定すればノーベル賞級の成果となる。
暗黒物質は宇宙最大の謎とされ、その証拠や正体を探る研究が世界中で行われている。
観測したのは米航空宇宙局(NASA)や欧州合同原子核研究所(CERN)などが参加するチーム。
チームは2011年、ISSに「アルファ磁気分光器」(AMS)という検出器を設置し、宇宙を飛び交う粒子を観測。
身の回りにある普通の物質とは電気的な性質などが反対で、自然界では見つかっていない「反物質」を探した。
その結果、ヘリウムの反物質である「反ヘリウム」を5年間で数回、検出した。
暗黒物質同士が衝突して崩壊すると、反陽子と反中性子が生じる。
検出した反ヘリウムは反陽子2つと反中性子1つが結合してできたもので、暗黒物質が存在することの証拠になる。
ソース/産経新聞社
https://www.sankei.com/life/news/161209/lif1612090004-n1.html