他の人的には全然怖くないかもしれないが、、自分的には人生の中でMAX怖かった事。
新婚のときで、あまりお金も無く、某北関東のねじくれ棒がある都市で比較的家賃の安いマンションを借りた。
で、そのマンションの裏は墓地だった。
霊感はさほど無い自分だったが、その借りたマンションの1室、一番墓地に近い寝室としていた部屋のふすまを開けると、何とも言えない、何と言うか空気が渦巻いているというか、、いやーな感じがしていた。
ある夏の日だった。
眠りにつきかけた瞬間に、壁側から手を引っ張られた。
その手の感触は、指が3本くらいしかなく、ごつごつした感じのやせこけた手・・・。
イメージ的には餓鬼の手って感じ。
必死に抜こうとするが、抜けない。
声も出ない。
しばらくといっても、多分十数秒だったと思うが、嫁が「どうしたの?」と言ったら、その瞬間にスッと手が抜けた。
「今壁に引きづり込まれそうになった」と言ったら、「私さっき名前よばれた」と言った。
嫁は元々霊感があった。
その時以来、もう怖くて真夏だったがタオルケットを全身に被って寝るようになったというか、そうしないと怖くて眠れなくなった。
ちなみに寝る位置を嫁と変わらせたのは言うまでも無い。