母親から聞いた話。
母親が昔、高校生ぐらいだった時に霊感がある子の家に母親と友達で泊まりに行った。
計3人の女の子で、音楽を聞いたり、会話したりして楽しんだそうだ。
泊まりに行った家は家の造りが縁起良くないらしく、正方形に造られていたらしい。
正方形に造られている所為でその泊まった家に霊が溜まりやすかったそうだ。
そして、深夜を回った頃に家のあちこちからラップ音がなったり、ラジカセから急に音楽がなったりなどと次々と不思議な現象が起こった。
霊感のある子(以降Aとする)は「いつもの事」と軽く流していた。
母親と友達(以降B)は最初は驚いていたものの、慣れてしまい気にせずに会話を3人で楽しんでいた。
いつの間にか時間は深夜2時をまわっていて、母親はベッドで寝ていた。
だが、違った。
寝ている自分が見えるし、会話してるAとBが見える。
見えるのだが、体は自由を効かない。
金縛りだとすぐに分かった。
母親はAとBに助けを求めたが、AとBには聞こえていないようだ。
しまいには、何か子供のような2人が近づいてるのが分かった。
母親の体の周りをぐるぐる周り何か言っている。
母親はダメもとで念仏を唱え始めた。
すると、念仏が効いたのか2人の子供の霊の気配が消えた。
「はぁ~」と溜め息をついた瞬間、「効かないよ」耳元で子供の声で言われた。
言われた直後に金縛りが溶け、金縛りが溶けたと同時に母親はベッドから飛び起きた。
AとBはびっくりした顔でこちらを見ている。
B:「寝ていると思ってたよ」
A:「なんかあったでしょ?」
母親はAとBにこれまであった事を話た。
Aはうすうす気づいてたらしい、何か母親に黒い物が取り巻くように見えたそうだ。