駅に向かう道で時々不思議な事がある。
対面4車線で中央分離帯がある結構広い道に沿った歩道があるのだが、そこを歩く人を車で追い越した時に起こる。
その広い道を曲がった先にある駅前にはファミレスやファーストフードや牛丼屋などたくさんの飲食店がある。
ドラッグストアやコンビニ、眼鏡屋もあって、車のロータリーもあってなかなか人通りも車も多く賑やかな場所だ。
歩道を歩く人を車で追い越した時、その人の思考というか思念みたいなものが飛び込んでくる時がある。
最初の経験は、ある日、高校生くらいの人を追い越した時、「牛丼!」という思念が飛んできた。
「え?」と思った。
なんか不思議な感じがしたから、自分も牛丼屋にいってみたらその人も来た。
その時は偶然かと思ったが、それ以降、時々、人の思念が飛び込んで来るようになった。
歩道を走っている女性から「ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ」の思念が・・・。
その後、駅前のロータリに私の親を迎えに行くと、さっきの女性が待ち合わせたと思わしき人に手を合わせて、なんだか謝っている。
車でドラッグストアにコーラのケースを買いに行った時、歩道を歩く見知らぬおばさんを追い抜いた。
その瞬間、「頭、痛い」という思念が・・・。
で、ドラックストアに着いて、店内でコーラを台車に乗せていると、さっきのおばさんが店に入ってきた。
それなりに交通量のある道を車でさっと通り過ぎるだけだから、彼らの声が聞こえるはずがない。
もし、実際に聞こえたのなら、彼らはかなりの大声で絶叫してないと聞こえない。
不思議な気分だ。