栃木県北部での話

カテゴリー「不思議体験」

小学生のとき、祖父が変なお守りを買ってきた。

色も変だし形も変で、書いてある字も読めない。
中身は見てないけど、普通のお守りみたいに固いものが入ってた。

祖父は「身代わり守りだから、ランドセルに付けておけ」と言った。
可愛くないから嫌だったけど、祖父が怖いから仕方なく付けてた。

で、それからしばらくして、下校中にバックしてきた軽トラにひかれそうになった。
後ろ見てなかったんだろうね。

運転手が泣きながら「すまない!すまない!」と降りてきたけど、私は無傷。
だから、「ぶつかってません、大丈夫です」って言ったけど、運転手は「確かに当たった!衝撃を感じた!」と譲らない。

病院で検査受けたし、警察も来て調べたけど、やっぱり私に傷ひとつないないし、他の何かにぶつかった形跡もない。
結局運転手が焦って勘違いしたんだろう・・・と言うことになった。

で、ふとなぜか身代わり守りのことを思い出したので、触ったらふにゃふにゃ。
紐の隙間?から覗いたら中身が無くなってた。

祖父は身代わりになってくれたんだ・・・と言ってたけど、本当にそうなのかなぁ。

祖父は去年亡くなってしまったけど、どこの神社お守りなのか聞いておけば良かったかも。
誰か知ってたら教えて欲しいな。

栃木県北部での話です。

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