かなり前にみた話だから細かい所はうろ覚えなんだけど、NHKのドキュメンタリーだったと思う。
ある国(アメリカだったかな)のテレビが、南米のアマゾン川流域の未開の部族を取材した。
その部族の首長がテレビ班に友好的で、歓迎の踊りを披露したりと取材に色々協力してくれて、テレビ班も村人達に積極的に取材して、三日間ほど仲良く過ごしたらしい。
で、取材班が帰国してしばらく後に、ブラジル政府から取材先のあの部族が滅んだと連絡が入った。
原因は、麻疹だかおたふく風邪だか日本にもあるありふれた病気だった。
取材班の中にいた感染者から感染したんだが、周囲から隔絶されてた部族人達は抗体も薬も対策法ももってないので、爆発的に集団感染して次々に死んでいったらしい。
驚いた取材班が現地に着いた時には、部族の女性と子供数人だけがブラジル政府に保護された状態だった。
だれも悪気がないのに悲劇的な結末になったのと、生き残りの女性は感染症なんて知識はないから、「首長が取材を受けた事を森の精霊が怒ったからだ」って凄く怯えながら取材班にコメントしていたのが後味悪かったな。