普段あまり通らない狭い道を通った時

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

小学校の頃、自転車で遊びに行く途中普段あまり通らない狭い道を通った時の話です。

当時その道はとても薄暗く、昼間でも少し嫌な雰囲気だったので少しスピードを上げて通りました。
角を2回曲がり狭い道の出口付近におばあさんが見えたが、特に気にせず横を自転車で通り過ぎようとしたとき
声を掛けられたのでおばあさんの前で自転車を止めました。

道にでも迷ったのかと思い話を聞いてみると、言っている事が理解が出来ない・・・。
簡単に訳すと、指を指す家から何かを勝手に持ってきてしまったのでそれを返してきて欲しいと言っているようだった。

まあ、それくらいならいいか・・・と思い、引き受ける事を伝えると、なんと口の中から石を出して手渡してきた!!
石はどこの庭にでもあるような普通の石だったが手で取るのが凄く嫌だった・・・。

引き受けてしまったし自転車にかごが無かったので素手で石を受け取ると「ありがとうございます。ありがとうございます。」と何度も土下座してお礼を言われた。

土下座にはかなりビックリしたので「返してきますから土下座はいいですっ!」とおばあさんにいい、その場をすぐに去りました。

とても怖かったのと手に濡れた石を持ってるのがとても嫌だったので、指を指していた家の庭に石を投げて入れ、猛スピードで家に帰り、手をこれでもかっていうほどよく洗いました。

その日はもう、遊びに行かずあれはなんだったんだろう・・・と、親にも言えずずっと考えておりました。

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