名前が浮かんでしまったら

カテゴリー「都市伝説」

ここ数ヶ月、毎朝目が醒める前に夢の中で私の頭に響く声があります。

何も見えない真っ暗な闇の中で、男とも女とも分からない落ち着いた大人の声が聞こえてきます。

「今日、死んだ人。」

その一言から始まり、「青野洋さん、赤坂東平さん、赤坂みつるさん・・・」と、「あ」から順に次々と名前が呼ばれていきます。

私は「わ」の読み上げが終わるまで目を覚ます事ができません。
凄く長い時間のはずなのに、私が朝7:00に目が醒める間には読み終わっています。
その数およそ数百人分。

それは、何故か私はその日の「死んだ人」の名前を、夜眠りに就くまで覚えているんです。

2ヶ月前に恐ろしい事がありました。

踏み切りでいわゆる電車の人身事故を見てしまったんです。
恐ろしかったのはその人が死ぬ時に潰れた事でも、自分に血飛沫が降り注いだことでもなく、彼が轢かれる瞬間、私の脳裏に、「あ、今死んだのは、高遠祐一郎さんだ」と轢かれた人の名前が即座に浮かんだ事でした。

それ以来、事故現場に出会う事が多くなり、名前が浮かびます。

葬式の指差し看板を見て、家の名前から下の名前が分かってしまうなんて事も何度もありました。

そして、今日最後に読み上げられた名前は、「和山かほる」

私の名前です。

私はどうしたらいいんでしょうか?

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