素敵画像を送ってくれた妹に、お礼に怖がらせてやろうとして反撃にあったときの話をします。
私が中学生だった頃の話です。
ある休日の昼間に、母が台所で洗い物をしていました。
喉が渇いた私は何か飲もうと台所にいき、母に「二階の部屋片付けてきなさい」と言われ、そのまま台所横の扉から出て階段に向かいました。
すると上から掃除機を持った母が降りてきました。
母:「二階掃除機かけたけんね」
私はあまりの衝撃に硬直して動けませんでした。
母はそのまま階段を降りて、階段下のリビングへ入っていきました。
その間、台所からの食器を洗う音はずっと続いていました。
母が二人いるという事実に恐怖した私は、その後はテレビを見ている妹にずっとくっついていました。
といった私の恐怖体験を妹にLINEで話したところ、妹も、母が二人いる夢を何度か見たことがある、と返してきました。
なんでも、夢の中で玄関の隅に誰かがいるなと思ったら母だったとのことです。
ちなみに実家の玄関は結構広くて、6畳ぐらいあります。
小さな部屋くらいの大きさです。
あと基本的に明かりはつけていないので暗いです。
そんな場所の隅にずっと立っているだけでも十分ホラーなのに、それが母だったなんて恐怖以外のなにものでもありませんでした。
しばらくは母に会える気がしません。