職場の飲み会の時、たまたまたパートのオバサンと話をしていた時に、○○公園近くにある焼肉屋が美味いって話をしたら、「あー。あのアタリね、あんまりいかないほうがいいわよ。あそこら辺、何かあるわよねー」と言い出した。
あの周辺には姉が住んでいたので「何かって何ですか?」と聞くと、「多分沼か池があったんじゃないかと思うの。同じ水でも川なら問題ないんだけどね、池とか沼が今もある感じで、あのあたり空気が淀んでいてひんやりしてて、長く居たら悪い影響が出る場所よねー」と言っていた。
その後、姉が持病の関係で手術を受けるので入院し、お見舞いにいったので、さり気なく「今のマンションどう?」って聞いたら、「家賃安いし、その割に広くて綺麗だしいいよ。でも、日当たりいいのに鉄筋だからか凄く寒くて、妙にひんやりしてて、引っ越してから子供がしょっちゅう風邪ひくし、旦那まで冷え性になったとか言い出すわ、水周りのトラブルもあるし、
引越し先探してるの」と言った。
ちなみに、姉の旦那は大工で一日中炎天下で肉体労働をしているので、冷え性とは無縁のはずなのに、何故か二の腕が冷える、腰が冷える、足の先が冷えると言い出したらしい。
胡散臭いけどさ、と前置きして、そのパートのおばちゃんのことを伝えた。
姉は幽霊とか信じないタイプなんだけど、さすがにちょっとびっくりしたようで、「沼とか池って確かにわかるわー」と妙に納得して、その後引っ越した。
引っ越してまず子供が風邪をひく回数が減り、旦那の冷え性も少しずつ解消して、ついでに姉の持病も軽くなっていった。
偶然かもしれないけど、『何かある場所』っていうのはあるかもしれんな、とちょっと思った。