登山家の方の作ったサイトで、登山記録や、自然の綺麗な写真が主だけど、山であった不思議な話も載ってた。
その人が仕事で登山道の通じていない場所の調査があって谷へ下った時、登山道からしばらくヤブを分けて歩いたところで、枯れ葉に隠れたハイヒールを片足だけ見つけたんだと。
山道でも違和感あるハイヒールが、ふつう、人が来ないヤブに落ちていた。
まわりに登山道もないし、車道からも遠いから、こんなところに捨てたとも思えない。
更に夕方、調査の帰り道、またハイヒールの場所に出てしまって恐くなった。
帰ってから管轄の署に電話を入れたらやっぱり警察も「気になりますね」と言ったらしい。
でも調べた結果、周囲に死体を遺棄したような跡はなく、ハイヒールのサイズに該当する行方不明者もいなかったらしいから何でもなかったんだろうが。
実際経験したら、ゾッとしそうだと思った。
その山は野犬やイノシシなどの動物が多いこともあってか、ご遺体そのものは出てこないんだとか。
夏場だと2~3日でとろとろに腐って虫や動物に食べられちゃうらしいね。
革製のハイヒールだったら、キツネや野犬が咥えて、それぞれどこかに持って帰っちゃったのかもね。