うちの母親(以降A)が若い頃の友人BとCの体験。
この二人の家は当時、朝鮮部落と呼ばれていた場所の直ぐ近く。
ある日、Bが会社から帰宅すると慌ただしく家を出入りする大勢の人が・・・。
何事だろう?と思い、家に入ると母親から「お父さんが死んだから今から葬式をする」と言う。
Bの父親は特に持病があった訳でもない。
朝も元気だったのに何故?
驚いて死因を聞いても濁すだけで何も分からない。
棺を見て確認する事も出来ないまま、葬儀は終了。
当たり前だがそれ以来父の姿を見ていないのだが、不思議だとAとCにその事を話した。
すると、Cの家の父親も近い時期に突然姿が見えなくなり行方不明になったと言い出した。
愛人と駆け落ちしたと言う訳でもなく、本当に忽然と姿を消したCの父。
ちょうどその頃、北朝鮮による拉致事件が頻繁していた時期で、当時は今の様にはっきり分かって居なかったが、大人たちの間では「朝鮮人が海で南京袋を持って人拐いをしているから、気を付けろ。子供を海へ近寄らせるな!」と、いう内容のものが噂になっていた。
この二人の父親が、北朝鮮絡みで拉致または殺害されたのか定かではないが、うちの母親曰く、昔は何を言ってんだw人拐いwww朝鮮人wwwと思っていたけれど、拉致事件が公になった今は、巻き込まれずに良かった。
昔の人は本能で分かってて忠告してたんだと痛感したそうな。