力士にはマゲがつきもので引退の際に断髪式でマゲを切り落とすことから、力士はハゲたら引退と言われている。
1925年(大正14年)に横綱栃木山守也が優勝直後に引退した際には「髪が薄くなってマゲが結えなくなったから」という説がささやかれた。
北勝海信芳の引退時にも同様の説がささやかれたが、この場合は実力的にも限界であったし、実際、完全にスキンヘッドの力士は近代相撲史上存在しないが、増毛で補っていた例もあった。
近年では琴稲妻佳弘が史上最遅で三役に昇進した際、マスコミから「髷(まげ)との勝負ですね」と冗談混じりなやりとりが紹介された。
現在は床山さんの技術もあがっていて、横のほうに少しでも髪が残っていればマゲが結えるので大丈夫だそうです。
なお、相撲ではハゲたら引退というルールはない。
しかし、十両以上の力士はマゲを結わなくてはならないというルールが存在します。