その女にロケット花火を

カテゴリー「心霊・幽霊」

体験談です。

車の免許取りたてで高校卒業してから20歳ぐらいまでに千葉県やら都内のあらゆる心霊スポットに行ってたんですけど、廃病院も廃ホテルも一家惨殺の家もトンネルも全部何も起こらず何もでずでした。

心霊スポット巡りも飽き始めてた頃、千葉県の超メジャーな心霊スポット、「雄蛇ヶ池にまだ行ってないよねー」って話になり暇だし行ってみようとなったので、自分含めて5人で行きました。

車で1時間くらいかけて着いた頃には小雨が降ってきていて自分と友達の1人は雨に濡れるの嫌だったので車で待機することになり、残りの3人で行くことになりました。

車で待機して1時間くらいした頃、3人のうちの1人から電話があり電話に出ると荒れた息づかいで「でたっ!まぢででたっ!」と言って電話がきれました。

正直どうせ嘘だろ、としか思えませんでした。

しばらくして3人が走って帰ってきました。
とりあえずここにいたくないからと言ってすぐ近くのコンビニまで行きました。

3人は「まぢで幽霊っているんだ!」「あれは生きた人ではないでしょ!」と興奮してました。

どうやら池の周りの遊歩道を歩いていた時、右側の雑木林の中に座ってこっちを見てる女らしき人がいたらしいです。

雄蛇ヶ池の遊歩道は夜封鎖されているので、あんな雑木林の中に夜中女が雨の中1人でいるのは確かにありえないです。
が、それでもまだ友達が嘘をついてるのではないかと信じられずにいました。

でももしそれが本当だったら自分はどうしても幽霊が見てみたかったのでみんなで話し合った結果、人数集めて次の日また雄蛇ヶ池に行くことになりました。

次の日、なんと集まった人数11人。
まるで遠足です。

自分はもし幽霊を見たときの為にガス銃を、友達はロケット花火を持ってきてましたw
人数がいれば幽霊なんか怖くもありません。

現地に着く頃にはまた雨が降ってきていました。
どうせ昨日の話は嘘で幽霊なんかでないだろうと思っていました。

遊歩道の入り口には大きい門があり、それを越えなければ入れません。
自分が先陣をきり門を越え後からみんな越えて「じゃあ行こうか」、と、前を向いたら遊歩道の坂の上にやたら身長の高い女が立っていました。

ずぶ濡れで池に体を向けて顔だけこっちを見てました。
はっきり見えすぎるので人間なのか幽霊なのか区別がつきませんでした。
しかし、こちらは11人いるのであまり怖くはありません。

声をかけても返事は返ってこない。
でも近づくのはさすがに怖い。

そこで自分が持って来たガス銃を撃つことにしました。
やたら身長の高い女のお腹のあたりに狙いを定め1発撃ちました。
真っ暗なのであたったかもわかりませんでした。
ならロケット花火をぶち込もう!となり、行けるとこまで近くに行きぶち込みました。

あたりませんでした。
スリ抜けたんです。

あーこれは人間じゃないんだと思いました。

でも向こうから何かしてくる様子はありませんでした。
ただじーっとこっちを見てるだけです。

さすがに近づくのは怖かったのでそのまま車に戻り、地元に帰りしばらくは幽霊の話でもちきりでした。

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