北京五輪の時自分は愛知に住んでいた。
今と違って多望だったS学生で市のサッカー代表だった。
練習の一環で岐阜の高山に合宿に行った。
初日は何事もなく普通の合宿、いつもと一緒で練習ばかりだと思ってた2日目、以外にも夜中、監督がミーティングではなく選手達と怪談を始めた。
最初は何気なく聞いてたが一つ気になった事があり、それが次の日実際に起こった。
その内容は「何もないはずなのになにかいる」というものだった。
3日目、仲良しの友人と星が見える宿泊施設からそう遠くないただの道端で花火をした。
ネズミ花火やいろんな花火があるが線香花火、これが一番楽しかった。
皆で競争し笑ってお開きとなった。
後始末を監督に念を押されてたので線香花火で負けた自分がやった。
みんな宿泊施設に戻っていき自分はバケツに入った花火を捨てに行った。
面倒だった自分は近くに流れる川に捨てようと思い川へ向かう。
川の音しか聞こえなく、こういうのどかなのもいいな・・・と、思ったその時、なんの拍子もなくバケツが手から落ちた。
知らず知らず落としたのだと思い拾おうとしゃがんだ時、バケツから零れた水がまるで誰かが踏んだかのように音を立てた。
昨日の話を聞いた後で気が動転しそのまま走りさった。
今思えば川の音かと思いましたが、明らかに違ったと思い書き込みます。