その心霊スポットは田舎の本家

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

田舎の本家が心霊スポットになってたのが今考えてもほんのり怖い。
大まかな家族構成はこんな具合。

本家。
大爺さん・大婆さん・・・隠居。
奥座敷で暮らしてる。

婆さん・・・離れで暮らしてる。
この時は長期入院中。(夫は戦死)

本家の小父さん・・・妻と2人で海外赴任中。(定年間際)
本家の長男・・・東京で大学生活。

親類。
従兄弟・・・地方の大学生。
今回のお手柄の人物。
おれ・・・当時中学生。

当時本家に残ってるのは、大爺さんと大婆さんだけで、奥座敷で暮らしてた。
田舎の築100年以上の家なんで手が回らず、雨漏りしてる場所もあったんで、室内でも土足で生活してたりした。

当時は離れの婆さんが入院してて、親戚で時々、大爺さんと大婆さんの面倒を見に行ってた。

そんな時には、変な人が入ってくる。
といって、大爺さんと大婆さんは隠し階段に隠れたりしてたから、2人で呆けたのか?老人ホームでも見つけた方がいいのかな・・・と話してた

お手柄は大学にいってた従兄弟だった
ネットで、一家惨殺事件があった曰く付のスポット・・・として紹介されてたのが、見覚えがある本家。
怨霊の声がする廃小屋・・・が、元牛小屋(その後駐車場・・・二階は高校時代の本家の長男が趣味の部屋に使ってた。)
親戚で騒ぎになって、本家の小父さんの赴任先(海外で定年寸前)にも連絡が行った

そのサイトは閉鎖されてるけど、今でも時々「心霊スポット探検」にやってくる人間がいるよ。
小父さんの退職金と親戚が集めた金でリフォーム済ませたから、今じゃ当時の面影ないけどね。

ちなみに、大爺さんと大婆さんが隠れてた隠し階段は、部屋から見ると壁みたいになってて、中から鍵がかけられる構造になってる。

縁類の医者が一時期寄宿してて、その人が夜中でも直接土間に降りられる様にと作った階段なんだが、その後使わなくなって、泥棒避けも兼ねて中から鍵をかけられるようにしたものだった。

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