高1のとき、小さなラーメン屋でバイトしてたときのこと。
おつりを小遣いってくれる人が多かったり、結構おいしい思いをしてました。
あるとき、高級マンションの6階に出前。
出たのは優しそうなお爺さん。
数分立ち話をして帰ろうとしたら、何と1万円小遣いってくれました。
高額だったので断ったけど、独り暮らしで話相手もいないし、寂しい年寄りの道楽みたいなもんだから、気にしないで取っておいて、って。
それから、そのお爺さんから出前が入ったときは、やったー!って感じでした。
毎回お小遣いくれたり、自分が誕生日のときには、欲しいって言ってた物をくれたり・・・。
ある日、さすがに気付いた母親がお礼しに行かないとダメってことで、一緒にお爺さんのマンションへ。
マンションに着いて、エレベーターのボタンを押そうとしたら、異変が・・・。
お爺さんのいる6階がない!?
入り口の顔馴染みの管理人さんに聞いたら、「◯◯くん、何言ってんの?ここは5階建てだよ(笑)」って言われ、母親からも「アンタ誰に貰ったの!?盗んだりしたんじゃないでしょうね?」って怒られたり・・・。
でも、お爺さんに貰ったお小遣いやプレゼントはちゃんと残ってるの。
一体、6階のお爺さんは誰だったのか?
どこに消えたのか、今でも謎のままです。