又聞き+古い話なので細かい疑問点があるかも知れないし、よくある話なのは勘弁。
十数年前のバイト先で社員さんから「以前元カレから聞いた話」で聞いて、元カレさん自身も社員さんに話した時には「数年前」だったらしいからどのくらい古い話なのかも不明w
場所は東京近郊(社員さんも把握してなかった)とのこと。
元カレさんがバイク仲間数人と峠を攻めたかツーリングだかに数人で出かけた帰り道のこと。
深い渓谷にかかった事故・自◯多発な橋を渡りきったところで休憩したらしい。
と、そこで1人足りないのに気づいた。
橋渡る前には居たっていう証言もあって、霧も出てて見通し悪かったから、どっかでコケたのに気づかなかったのかもしれないってことで、逆走して探しに行くことにした。
二重事故を防ぐため最徐行のノロノロで、見落としがないように横一列になって捜索開始。
で、結局橋の途中で見つかった。
乗り捨てられたバイクと、橋の欄干の上でゆらゆらしてる友人。
最初は事故が多い場所だったのもあってふざけてるのかと思って声をかけたが、どうにも様子がおかしい。
見てるうちにゆらゆらがひどくなってきたので、数人がかかりで慌てて橋の内側に引きずりおろした。
しばらくして我に返った友人が言うには、橋に差し掛かったのは覚えてるけど、その後は記憶がないこと。
なんで欄干なんかに上がったのかもわからないし、そもそも上ってたことも覚えてない。
とりあえず事故も怪我もなくてよかった、不思議なこともあるもんだ、で無理やり自分たちを納得させて安全運転で帰ってきたらしいけど、元カレさん他数人が見てたんだって、友人を引きずり下ろした時、渓谷の底のほうから手招きしてたたくさんの手が、すうっと霧の中に沈んで消えてったのを。
このバイト先で実際に遭遇したちょっとしたトラブル(怖い話ではない)をなぜかいまさら夢に見たので厄除け書き込み。