大学生の頃、母が入院していた時の話。
夢を見ていました。
俺は子供でした。
気付いたら家にひとりぼっち。
淋しくて家中さがしましたがだれもいません。
泣きながら外をさがそうと玄関にいくと張り紙が。
「ちょっと出かけてきます」
置いてかれた!
どうして!
もう、泣きじゃくりながら外へ出ると母の姿は見えませんが車庫から車がでるところです。(でも泣きじゃくってるのに心はなぜかやさしいきもちでいっぱいです)
お母さん!お母さん!
一生懸命走りますが追いつけません。
そのうちどこからか電話のベルの音が聞こえてきます。
あ、そうか、これは夢だと気付きました。
でもこの電話には出たくないと思いましたが仕方なく目をさまし電話に出ました。
「・・・お母さんが死んだ」という病院にいた父からの電話でした。
俺は霊の存在を信じないのですが、あの夢は母がお別れに来てくれたのと思いたい。