中学時代の実話。
仲間内では公認のカップルであったA雄とB子、だがA雄がエリート高校を目指すための受験勉強で忙しく、二人の隙間は広がっていった。
ドライなA雄とは違い、B子は彼に会えない事にいらだち、A雄にしつこく誘いの電話をかけ続けた。
それに耐えられなくなったA雄がB子を振った数日後、B子は駅のホームに身を投げて死んだ。
無惨に引き裂かれたB子の遺体、だが、両手首だけがどうしても見つからなかったらしい。
時は流れて卒業式、A雄はB子に罪悪感を持ちながらも志望校に合格していた。
式が終わり最後のHR、卒業アルバムが配られた時、A雄のクラスがパニックに陥った。
「A雄の両肩に、手首が添えられていた」
ちなみに、私はA雄と同級生だったのでそのアルバムは持っている。
ヘタレ中学生ゆえにそのページは捨ててしまったが。