中学生の頃、私はよく金縛りにあってました。(今は全然そんな事ないんだけど)
その時も金縛りが来て、私は「早く解けないかなー」とウンザリしながら、頭の中でジタバタ藻掻いていました。
イライラしながら金縛りが解けるのを待ってる時、頭の上のほうから手が一本、にゅるっと伸びてきたんです。
緑がかった、ホログラフ(っていうんでしたっけ?)のような手。
手が私のあごを包み込むようにして、ぺったり顔に貼りついてきたんです。
感触はなかったのですが、湿気た空気が顔にまとわりついているみたいな、不快な感じがしました。
私はもう恐怖のあまり頭の中がパニック状態。
心の中で「ゴメンナサイ!!また今度にして!!!」・・・と叫びました。
で、突然金縛りは解けました。
跳ね起きて枕元を見ましたが、手は消えてました。
なぜ「また今度にして!!」などと思ったのかは自分でも理解できませんが、その手が再び現れる事はありませんでした。
今ではまた出ないかな・・・とあの手を待っている自分がいます。