大成建設の人が東南アジアに赴任した時の話。
ダムを作る時に邪魔になる大木を切り払ったら、妙なことが起こるようになった。
夜ベッドで寝ていると急に天井が近くなる、部屋の中がざわめく感じがする、電気が勝手に点く。
その時点で現地の交渉人から、切り払った大木が一種の墓地だったと聞かされてたんだけど、あまり気にしてなかったそうだ。
ある日、寝苦しくて真夜中に起き出してミネラルウォーターを飲んだんだと。
気付くと、子供の顔がカップの中から自分を見つめていた。
そこに至っても疲れのせいだと思ってたんだが、消したTVの画面に白い影がいつも写る様になって、流石に気持ち悪くなって、現地の坊さんに頼んで供養してもらったそうな。