少し不謹慎な話です

カテゴリー「怨念・呪い」

この話はあまりに不謹慎なこともあり今迄殆ど人に話しした事が無い話です。

私が中学の時のこと。
放課後友人4人で地元のアーケードを歩いていました。
駅前で結構人通りが多いところです。

だらだらと気だるそうに歩いていたんですが、身体障害者と思われる私達と同年代位の子がぎこちない歩き方で私達を追い抜いていきました。

一人の悪ふざけの好きな友人が、それを見てその歩き方を真似して並んで歩き出しました。

「あいつ、いつか刺されるぞ」と一人が言ったその時、50歳ぐらいのおじさんが「お前!そんなのまねすんな!!」と頭を叩きました。

が、しかし叩かれたのは本当の身体障害者でした。

可哀想に叩かれた人は声にもならない声で泣きながら去っていきました。
おじさんも周りの人達も唖然としていました。

真似をした奴は普段からそういう歩き方を真似てふざけてました。
やめろ!と言っても、その事件後も、相変わらずでした。

月日が流れ、体育祭の日。
100m走にそいつが出てきました。

見てると何かおかしい。
走り方がバタン、バタンとぎこちないのです。

そいつは大きく離されたビリでした。

みんなは「お前バチが当たったんだ、バチが」と笑ってましたが、その後もとうとう治らなかったです。

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