確か火サスだったと思うんだけど2時間サスペンスドラマ。
主人公は平凡で幸せな家庭の奥さん。
旦那は出張中で、明日は保育園に通ってる息子が遠足。
楽しみにしている息子のために、夜にお弁当の下ごしらえをしていると、包丁を持った若い男が押し入ってきた。
殺人を犯して逃亡中の男らしく、興奮状態で今にも息子ともども殺されそうな状況。
奥さん絶体絶命。
旦那から電話が掛かってきたり、近所の人が尋ねてきたり、助かりそうなチャンスは何度かあるんだけど、息子を人質に取られたり、タイミングが悪く誰にも助けを求められない。
しかし次第に殺人犯と打ち解けてくる。
殺人犯も色々と苦労して犯罪に手を染めてしまったらしい。
人質になっていた息子も遊んでもらってすっかり懐く。
最後、家に警察がやって来て、助けを求めようと思えば求められる状況になるんだけど、奥さんは何も言わずに警察を帰した後、犯人に「逃げろ」と言う。
殺人犯は初めて人に優しくしてもらったと感動し、『ありがとう』と涙を流してその家を去る。
ここでエンディングテーマが流れ、スタッフロール。
が、スタッフロールの後ろでドラマは続いている。
逃げ出した犯人は、途中で子供のおもちゃをうっかり持ってきてしまった事に気付き、おもちゃを返しにもう一度奥さんの家に引き返す。
すると、奥さんは速攻で警察に通報している最中だった。
犯人はちょっと悲しそうに笑うと、そのまま家に入って奥さんを刺し殺して出て行く。
小さい息子は、血まみれの母親の死体を不思議そうに見ている。
散乱している明日の遠足用のお弁当・・・