「270人271脚」で50メートルを歩くのに生徒が成功したとしていた滋賀県長浜市立浅井中学校は15日、生徒1人の足首のひもがほどけていたため、世界新記録としてギネスブックに申請しないと発表した。
この生徒は自分から申し出ており、徳永嘉之校長は「記録よりも正直に話してくれたことの方が大事。生徒の勇気を大切にしたい」と話している。
同校では、生徒270人が11日の体育祭で足を結んで歩く新記録に挑戦。
「261人」の記録を破った。
同日、生徒は友だちに相談し、母親と一緒に「残り5メートルくらいでひもがほどけた。みんなに申し訳ない」と教諭に申し出た。
同校は職員会議などで協議し、「ギネスに申請すれば事実をごまかすことになる。申し出た生徒の思いが無駄になる」と申請をやめることにした。
全校生徒には15日、校内放送で「みんなの団結力を示す競技。正直に言ってきた生徒の声にも耳を傾けたいと思います」と説明した。
(2010年9月16日09時53分読売新聞)
今日のニュースなんだけどさ、個人的には後味が悪いんだよね。
なんか美談にまとめようとし過ぎじゃねって考え始めたらギネス申請にあたり、キチンと審査してなかったのが悪くね?とか、その場で申告すればもう一回チャレンジできたんじゃね~の?なんてことが言えずに全校生徒がモヤモヤしてるなか、張本人だけがスッキリ爽快なんかな?とか・・・。
紐が解けたんならもう一人はどこいった?
とかさ、その他諸々考えちゃって。
最終的には素直に美談として受け入れることができない自分が捻くれてしまっているんだな・・・と後味悪くなった・・・。