好きだった女が邪魔になってきたら

カテゴリー「都市伝説」

世界仰天ニュースか何かでやっていた実話。

中国のとある村に勉強だけが取り柄の少年Aが住んでいた。

Aは村で一番の美少女であるBに恋をしていたが、自分に自信がなく告白する事ができなかった。

そこでAは一念発起し、都会に出て医者になるための試験を受ける事にした。
結果は見事合格。
Aは手紙を添え、その合格証書をBの家へ送った。

『Bさんお元気ですか。僕はこのたび医者の試験に合格しました。僕が一人前になれた時、あなたにプロポーズしたいと思います』

この手紙にBは感激し、ウェイトレスの仕事を始めてAに仕送りをするようになる。
そのおかげでAは仕事や勉強に集中ができ、出世コースに乗ることができたのだった。

そして数年後、都会で再会するAとB。
二人の結婚はもう目前であるかに見えた。

しかし同棲を始めてしばらくした頃、Aの帰りがだんだん遅くなるようになった。
出世コースに乗ったAは接待やパーティーも多くなり、夜遊びもするようになっていったのである。

Aはこう思うようになっていた。

『田舎の村にいた時はBが一番魅力的だと思ってたけど、都会に出てみれば綺麗で明るい女がたくさんいる。自分にはBよりふさわしい結婚相手がいるはずだ・・・』

そんなAに対し、Bは時おりヒステリーを起こすようになった。
Aは「援助してくれた女を利用して捨てる男だと言いふらしてやる」と、Bはそう叫んだ。

その言葉を聞き、Aは決心した。

次の日の朝、AはBにプロポーズした。
大喜びで受け入れるB。
そして結婚式が盛大に行われ、夜になるとAとBは二人で部屋に篭った。

少し疲れたというBに、Aは水を持ってきてやった。
それを飲み干すと、間もなくBは深い眠りについた。

そして次の日、Bは息を引き取っていた。

Bの突然死に嘆き悲しむB親族。
Aは泣くふりをしつつ、埋葬の準備を整えていった。

しかし、Bの両親は埋葬をこばんだ。
娘の死因を解剖して詳しく知りたいというのである。

Aは焦った。
解剖まで行えば、Bの飲んだ水に薬を入れ死亡させた事がバレてしまう。

結局Aは解剖が始まる前に逃亡し、指名手配される身となったのだった。

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