死ぬほど怖い話ではないが・・・。
俺がまだ生まれてない頃で、新婚の時に親父が体験した話。
仕事が終わって帰宅した時に、玄関で靴を脱ごうとしたら、泥だらけの女モノの靴があった。
ん?お客さんか?と居間に入ると、かあちゃんが普通にキッチンで料理してる。
おい、玄関に知らない靴あるけど、お客さん来てるのか?と訊いたら、はい?いえ、誰も来てませんけど・・・と、かあちゃん
いや、玄関に靴あったぞ!と言うと、おかしいね、誰も来てないのに、と玄関にかあちゃんと親父が二人で確かめに行った。
しかし、そこには親父が帰宅した時に見た靴はなくて、靴跡のような泥が玄関の外に向かって続いていたらしい。
さすがに気味が悪くなって、玄関を水洗いしたそうだ。
俺がこの話を初めて聞いた時、靴の跡を追わなかったの?と訊いたら、アパートの五階の階段で跡が消えていたらしい・・・。
当然階下は覗かなかったそうだ。