大昔、幼少期に海水浴行った時、当時、耳を水の中に入れることもできないくらい泳ぎがダメだったため、水中メガネとシュノーケル付けて漂いながら、真下海底からせいぜい10数センチ程度の間しかない海の中をただ眺めるだけという楽しみ方で、漂っていた。
耳は海面上に出しているから、周囲の喧騒も聞こえていたんだよね。
結構な賑わいだった。
ところが、いつの間にか全く喧騒が無くなり、無音状態になっていた。
海中の画がとても素晴らしく、かなり集中していたため、音に集中していなかった。
よく海中を見ると、砂だった海底もいつの間にか石ころが多くなっていたことに気付いた。
怖くなって、慌てて海底に足を着けて立ち上がると、さっきまでの賑やかな光景ではなく、誰もいない静かな岩場になっていた。
周囲には誰もいない。
半べそかきながら、赤茶色の岩をいくつか越えると、さっきまでいたはずの人々で賑わう海水浴場が見えてきた。
10分くらい掛けて、そこに到達すると、母親にえらく叱られた。
5時間くらい捜したとか、警察を呼ぶ一歩手前だったとか言っていた。
空間と時間をワープしたのかなぁ?
流されたにしても時間的におかしいし、未だに理解できない出来事。