震災のとき嫁と再会できた理由

カテゴリー「不思議体験」

仙台市宮城野区在住。

震災で会社からほうほうの体で帰宅したら、ヨメが不在。
髪を切りに行く、というメールが昼にあったきり、連絡取れず。

電気も止まり、午後七時を過ぎてあたりは真っ暗。
ヨメが乗って行ったであろう車も無い。
いつもいってる美容院は利府のジャスコで結構遠い。

その時点で、自分のまわりでは何がどうなっているか見当もつかず、最悪の予想だけがグルグル。

バイクで探しに行こうと思い(今考えてもオロカな行動)、駐輪場に行くと見事に倒れている。
起こしてセル回すと幸運にも一発始動した!

道路が凍るかどうがギリな寒さだったけど、利府方向へGO。

幹線道路は信号も止まって、激込み状態。

「これでは帰ってこれねーかな・・・」

すり抜けで進むもペース激遅ではかどらず。

運転しながら「携帯電話ダメだし、どの道を帰ってくるかワカンネーし・・・」と考えたが、とりあえずいつも使ってるメジャー幹線を選んで、ノロノロすり抜け。

利府街道(ジャスコへの幹線)へ出る頃には、道路段差だらけだわ、電柱傾いてるわ、大形店舗の外壁バキバキだわ、阿鼻叫喚。
あとはまっすぐジャスコへ・・と思った矢先、4→3気筒にかぶってエンジン吹けず。

様子見ようと、すぐ近くのサンクスPにだましだまし乗り入れたら、そこでエンスト(涙)。
セルは回るがエンジンかからず、「歩くかぁ」と思ってメット脱いでた所に、「○○(俺の名)!?」と大声出してヨメが近づいて来た。

「!?」

俺もビックルしたが、ヨメも驚いたらしい。

なんでも、帰りがけ渋滞中にトイレ借りようと、ダメモトでコンビニに寄ってたとの事。
俺の予想に反して、幹線の一本裏から帰宅を試みたけど、そこも混んでて、とうとう尿意に負けたらしい。

結局、バイクは歩道を押し歩きでしんどかったけど、夜中に無事帰宅。
その後の3日間を自宅で過ごしてから、一時的な避難生活へ移行しました。

後日、よくよく考えると、そのバイクは年末から一度も動かしてなかったし、駐輪所でしばらく横に倒れてたにもかかわらず、よくも一発で点火してくれたなぁと。

運良くヨメと合流できた時も都合が良い感じだし、バイク様さまな感じがしてます。

オカルトではないけど、何やら思わざるを得ない出来事でした。
今年はロクに乗れなかったけど、もう下取りだせねーよ。

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