牛の首って話を知ってるだろうか?
やれ話したら死ぬだとか、昔の村に牛の首を被った異常者がいたとか、遭難者がどうとか、織田信長公がなんだとか。
最強に怖い話というふれこみで名前だけは広まっているものの聞く内容はそれほど怖くない。
中には本当はそんな話は存在しないなんて話もある。
その話は、こんな感じだ。
ある所に病気になった少女がいて、その少女に誕生日は何が欲しいか訪ねると「牛の首が欲しい」と言う。
それを聞いた男は牛の首を手に入れようと手を尽くすのだが、その道中が恐ろしく怖いらしい。
残念ながら友達の先生はそこを端折ったらしく内容は分からないのだが。
そして、友人の先生が後日こう言ったらしい。
「俺この前休んだだろ?あれ、牛の首の話をしてくれた先生の葬式だったんだよ」と。
ちなみに、先生の先生は全て話したらしい。
もしどこかでこの少女の「牛の首」の話を聞いたとしても、絶対に他人に話さないほうが良さそうだ。