今でも不思議に思ってることがある・・・。
かつて銀山だったところに友人カップルと3人で行ったことがある。
昔事件があって警察官が入ったきり帰ってこなかったとか、色んな噂があったな・・・。
その銀山は豊臣の資金源になった場所でしっかり石碑的なっものも立ってたりするんだが、車一台通れるような道があって、その先に古びた民家があった。
人が住んでないボロい家で、正面に納屋があるんだけど、彼氏が「ちょっと探索してみようぜ!」って言って、車降りて適当に散策してた。
どう見てもブロック塀の納屋で、鍵がかかってるところがあって、なんかふっと視線を感じて、下をみたら牛が首だけ出して目があった・・・。
無表情で牛のくせに鳴きもせず、白目むいた上目つかいの牛が居た。
“ギョロ目”って言えばいいか??
で、二人に「おい、今そこで牛がおって目があったんだけど!」って伝えたら変な間があって「じゃ、帰ろうか・・・」「そうね・・・」って言い出した。
そのまま帰りは無言で変な感じだった・・・。
あれから10数年経つけど、例の牛の話になると「あー、はは・・・そういうこともあったね~」で話が終わる。
俺が見たものは何だったんだろう?
やっぱ牛だよな?
あの時、他の二人は明らかに様子が変だった。
何か釈然としない話だが、あの時何かが起こっていた気がする。