俺が小学3、4年生頃の話。
ある日曜日に自分が通っていた小学校でサッカーかなんかして遊んでたんだ。
俺はトイレに行きたくなって一時離脱。
日曜日は先生もいないので学校内のトイレは使えないんだけど唯一、外の渡り廊下にあるトイレだけは使えるんだ。
トイレの入り口に行くとトイレの方に向かって血が落ちてた。
ドバァって感じじゃなくて一滴ずつポツポツと。
しかも血の跡とかじゃなくてちゃんと水滴って感じ。
今にして思えばその血が落ちてあまり時間は経ってなかったんだろうと思う。
そんで何なのか確かめてみたいんだけど、トイレに入るのに抵抗を感じたんだ。
それで周りに誰もいないかキョロキョロと確認したんだ。
俺がいる渡り廊下の50mくらい後方にもう一つ渡り廊下があってそっちの渡り廊下は1階は同じように外に面していて2階に新校舎と旧校舎を繋ぐ通路があるんだ。
その通路に正方形の窓が4つあってその4つの窓の真ん中左に影のようなものがある気がした。
正方形の窓の右下にわずかになにかいるようないないような感じ。
何の気なしに2、3分ぼーっと見てたら突然そのあるかないかわからなかった影がヒュッと引っ込んだ。
やっぱり何かいたらしい。
その日は先生も誰もいないし、学校には誰も入れない。
あれはいったいなんだったんだろう。
そしてあたかも伏線のように書いたけど血もなんだったのか結局わかりませんでした。