卒論を受け付けない理由

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

地方の駅弁大学での話。
少しフェイクあり。

とある地方の教育学部って教授や教員が絶対的権限を持っている。
特にこの大学は酷かった。

極左の社会化担当の教授、入学前と卒業後では学生の人間性が180度変わってしまう。
ゼミ生を奴隷以下に扱う地学担当の教授、鬱病患者多数輩出。
こういった人間性に乏しい奴らが大多数を占めていた。(勿論普通の教授もいたが極少数)

そんななか、一番酷かったのが中等国語科の教授だった。

何がひどいってもう全部よ、全部。

対して重要でもない講義(でも必須科目)で試験合格率が5%を切る、後のない4年生は裏口っていう方法で切り抜けていたらしい。
らしいってのは人伝だから。

数年前に事件が起こった。
そのゼミのとある女子大生が卒論を書き終わり提出した。
しかしながら教授は受け付けてくれない。
内容に不備があるって訳ではなかった。

そこでこの教授と仲が良かった公立小学校の女教師に相談に行く。
女教師はこのゼミで過去にどうやって卒業できたかを述べた。

その方法は教授と関係を持つことだった。
この大学には中等国語科の教員は1人しかいない、にも関わらずそのゼミには何故か男はいなかった。

勿論嫌だという。
しかしながら教授は関係は持たないよと優しく言う。
ただ、写真とってもいいかな?と語りかける。

今までの女性は写真だけならと、コスプレ写真を教授に撮影させた。
あろうことか、卒論と一緒に提出した写真を学部の非公式パンフに掲載していた。

だが、今回は違った。

女子大生が嫌だと断ったのだ。
それに怒った教授が何と半裸写真を要求した。

女子大生は県内で教員採用試験に合格していた。
教授の話を断れば裏から手を回され彼女が教壇に立つことはできないのは明らかであった。

数時間の押し問答の末、女子大生は教授に写真を撮らせてしまった。

翌朝、彼女は冷たくなっていた。
遺書があり、飛び降りた痕跡が発見された。

2週間後その教授は依願退職し、別な大学で教員を続けた。
しかしながらこの事件が大々的に報道されることはなかった。

彼女の告別式で公立小学校教員、教授の姿はなかった。

数ヶ月後、教授は次の大学で事件のことを隠していたとして免職された。

女子大生が自殺した大学では大学側が退職金の不払いを不服として現在裁判中である。
公立小学校教員はT都に拠点を移し教員を続けている。

大学側は事件の真相を公開せず、その地方のマスコミも事件については一切報道しなかった。

大学側のハラスメント対策もなあなあで事件を防止できなかった(機能していたのか分からない)。

今でも中等国語科の廊下では女性のしくしく泣く声が聴こえ、バチーンと地上に叩きつけられる音が聞こえる。

この大学ではあまりにも有名なのに、ググっても詳細があまり出てこない。
地方大学の後味が悪い話。

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