私は霊感がまったくこれっぽちも無いのだけど、数か月前に体験した些細な小話。
神社で神様にお願いを聴いてもらう方法、ってのをどっかのオカルトページで読んだことがあったんです。
細かい内容もうろ覚えなんですが、要するに神社に覚悟も何もなく度胸も無く口先だけでお願いしても聴き入れてもらえないよ、神様に構って欲しいならそれなりの誠意をみせないとだめだよって記述でした。
例えば成功をしたかったら大金をご奉納してみなさいとか、例えば人を呪い殺したかったら、おのれの臓器を差し出せ・・・とか。。。
いきなり物騒な書き込みをしましたが、自分が当時悩んでいたのはなんてことない『彼女のご両親のご挨拶どうしよう』というありふれたライフイベントです。
でもいくらありふれたライフイベントだろうと不安なものは不安なもので、元来の臆病な性格と、彼女の父親はだいぶアレだから・・・って聴かされてたのもあり、人生マックスレベルにピンチに陥ってたため、すがれるものなら藁だってなんだって頼りたいという心持ちでした。
ご挨拶の無事を祈り神社に願掛けに行く、というのは当然の帰結というやつです。
願掛けの神社に選んだのは、ややこじんまりとしていながらも恋愛成就として有名な、そして交際前に偶然の流れで二人で立ち寄ったため縁が有ると思っている神社にいたしました。
そして差し出すものは臓器・・・な訳なく、無難に一万円を差し出すことにいたしました。
諭吉一人が大金かと言われたらなんとも微妙な所ですが、お賽銭箱に500円投げ込むのもためらう貧乏人間としては、十分覚悟を示したと勝手な判断です。
さて早速と現地に赴き、『どうかどうかご挨拶を無事に乗り越えられるように見守ってください』と人生でこれ以上ないほどの強い強い執念のこもった願掛けをすませ、社務所の神主さんのところに寄って、一万円をご奉納させてもらえませんかと伝えましたところ、若干ぽかんとされたのち、じゃあこれ持ってって、と破魔の矢をいただきました。
破魔の矢を購入という形になったことにより、これはご奉納と呼べるのか?と若干目的がぼやけた気はするのですが、ありがたく頂いておくことにしました。
その後、義両親へのご挨拶をなんとかすませ半月が経った頃です。
夜真っ暗な部屋で寝ていると、頭上の方でとても眩しい真っ白い光を感じました。
まぶたを閉じた上からこんなに強い光を感じるのは太陽かなと思ったほどで、びっくりして飛び起きました。
先ほど記述した通り、部屋は真っ暗、窓は頭上の方角にありませんし、遮光カーテンもかかってます、何より深夜。
ベッド頭上方向には光を発生させるような器具はありません。
が、ひとつだけ目と鼻の先のすぐ近くに物がおいてありました。
神社でいただいた破魔の矢を飾っていたのです。
その時、ああ、きっと神様が律儀にちゃんと見守っててくれたんだなぁと察しました。
睡眠から覚醒してまぶたを開けたあとは、それ以上の特別な何かは何も感じ取れず。
最初に述べた通り本来霊感が全くない人間ですので、光を観測できただけで奇跡なのでしょう。
きっと破魔の矢が神様のアンテナのような役割となって、光がここに降りてきてくれたのではないかなって推察してます。
その場でお礼の言葉と後日お礼参りに向かいますと、破魔の矢に向かいお礼を念じつつベッドに戻ったのですが、あの時、自分にもし特別な霊感や修行を積んでいたら、100万円ぐらいの大金を貢いでたら、あるいは臓器を納めていたら、あの場面で神様の姿や声まで聴けたりしたんだろうか・・・なんて余計なことまで考えたりしてしまいました。
一言で表すと、光源無い部屋で目が覚めるくらい強い光を感じた、で済むのですが、
当時の個人的な状況と考察を交えて長々書き込ませてもらいました。