高校生の時、友人2人と有名な心霊スポットに行った時の話。
確か夏休みで、昼間に行った。
少なくとも外は明るかった。
噂ではレストランみたいなところって聞いていたが、目的地?に着いたら川沿いの防空壕だった。
多分防空壕だと思う。
梯子で降りて地下を探索する事ができた。
牢屋みたいなのが何個かと、外に出られる隙間があった。
怖い走り書きとかそういうものは特に無かった記憶。
隙間から明かりも少しあり、完全な暗闇でも無かった。
だけど、帰る時に梯子が無かった。
物音なんてしてなかったと思う。
今思い出すと怖いけど、何故か慌てずに隙間から普通に脱出した。
ていうか隙間あって良かったな...
それで、入り口に戻ってきたんだけど、中を覗いたら梯子普通に存在している。
多分怖かったんだと思う。
帰ろうって雰囲気になり、すぐそこに停めていた自転車に跨った時、足音が防空壕の中から聞こえた。
すごいゆっくりした音で、3人とも何秒か動かなかった。
足音が梯子を登るような音に変わった時、初めて身体が動けない程恐怖を感じた。
3人とも急いで自転車をこぎ、逃げ続けた。
その日は友人宅に泊まり、ママさんから塩をまいてもらったりもした。
特に後日談とかないけど、逃げてる時友人1人が自転車で転んだ。
当時は勝手にそれも霊的な仕業だと思っていた。
今思い返せば、誰かのイタズラとか偶然誰かが入ったのかな?とも思う。
それ以来肝試しはしていません。