ある女性はこれまで数人の男性と付き合っていたのだが、その全員が交際中に事故や病死などで亡くなっていた。
女性とその家族は何か憑いてると思って、その筋で有名な人に祓ってもらうことにした。
しかしその人は女性を見ると祓うのを拒否した。
理由を聞くと、恐らくその女性に恋慕している男性がいて、その男性が多数の縁結びの神様や恋愛のおまじないに手を出した結果、女性と男性が結ばれるのを妨げる物を排除するようになった。
善性の、しかも有名どころの物であるため力が強くまず無理だろうし、もし祓うことができたとしても今度はそれらの加護を受けた人たちや、自分に影響が来るかもしれないから無理だということだった。
だから結婚を諦めるか、その男性を見つけて結婚して幸せになってくださいと言われたそうだ。
怖いかどうかわからないけど、人間に害を与える物が悪性の物だけとは限らない話。