彼が体験した話。
若い頃友達と心霊スポットに行こうとなって、車で自殺の名所の橋に向かったらしい。
車で橋に入ると、橋の途中手ぶらのスーツ姿の男性がうつむいてとぼとぼ歩いていた。(男性も彼も進行方向は同じ)
周りには何キロ先民家も何もないような、山っぽい(山にもうすぐ入るというような感じ?)場所。
手ぶらで歩いてるのは怪しいけど、なんとなく幽霊っぽくない。
その男性を普通に追い越して橋を出てすぐの自販機とトイレしかないよくあるボロい、道の駅のとんでもなくショボいバージョンのとこに車を停めてコーヒーを飲んで休憩していた。
橋の方を見ながら二人で何もなかったなーとしばらく雑談していたが、橋から男性が現れる気配が無い。(徒歩でももう橋をからとっくに出てくるであろう時間は経った)
二人はまさかと思い、気になるので再び車に乗って帰る方向だし見に行くことに。
どれだけ戻っても橋に姿は無い。
橋を過ぎてどんどん戻っても結局姿は無かったそうです。
道はずっと一本道で、橋には自殺防止ネットが張り巡らされているので橋から落ちることも不可能です。