親が転勤族だったので一時期大阪の田舎の方に住んでいたが、そこで一人の女の子が本人に知られないところでものすごく特別扱いされていた。
大阪ってオープンに見えるけど、そう見えてきっぱりと余所者と自分たちをわけるので事情を教えてくれることはなかった。
その子のことを影で大人は◯◯様と呼ぶ。(子供がいるときは普通)
その子の友達の親は誇らしげ。
でも自分の子にその子の機嫌を絶対損ねるなと言い聞かせる。
その子が歩いていると大人がチラチラみる、道を譲るなど。
先生が指示の時に「◯◯さん以外は」という言葉をよく使う。
本人は病気持ちでも問題児でもなく普通にしてるのに。
友達に聞いても本人に聞いても「何それ考えすぎだよっ」て言われたから当日はそんな気がしてたけど、あれは今思い出してもおかしかった。
親も不思議に思ってたから気のせいじゃない。
神道に所縁のある土地らしいからそれと絡んでるのか?
でもその子の家は神社でも寺でもなく権力者でもない、普通の現代的な「いいとこの家」て感じだったから余計不思議。