ルームシェアで起きた悲劇

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

Aとルームシェアしてた頃の話。

その日は友達と遊んでたんだけど段々気分が悪くなってきて家に帰ることにした。
最寄駅まで着くと、これは病院行ったほうがいいかな?って思うくらい悪化。

Aに病院に行くかもしれないことを伝えようと電話してみたら出ない。
何回も電話しても出なくて嫌な予感がして家路を急いだ。

途中何気なく見たカーブミラーに黒い大きな物体が走ってくるのが見えた。
が、周りには何もない。

直感でこれはヤバイ物だと思って早く家に帰って安心したい。
でも家に近づくにつれ動悸、めまい、吐き気が酷くなる一方で救急車呼ぼうか悩んだけど、今居る所の住所がわからないし家は近い、休んだら善くなるかもしれない。

取り敢えず家に着いてから考えようとなんとか帰った。

玄関を開けたら部屋から明かりが漏れていた。

Aはいつも寝るときは電気を消している。
おかしいなと思いリビングの電気も点けずに真っ先に部屋に向かう。
ここは開けちゃ駄目だと思いながらも、恐る恐るドアを開けたら・・・。

足が見えた。

そこから目線を上にあげると・・・。
Aが首を吊ってた。

病院に運ばれたが結局Aは助からなかった。
警察の話だと死亡推定時刻は私が気分が悪くなってきた頃だった。

Aが死んでからもしばらくは私の傍にずっとAが居た。
死んだ時の恰好のままで・・・。

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