先祖の墓は大事にしないといけない話

カテゴリー「怨念・呪い」

旧家の主に聞いた話。

十数年前の春、前年に亡くなった父親の墓石が裏山の墓地に置かれた。
ところが、しばらくするとその墓石が倒れて破損してしまった。

すぐさま新たな墓石を建てたが、数日を置かずして倒壊してしまう。
只の悪戯とも思われたが、その為に不寝番を置く訳にもいかず、家の者は弱り切っていた。

秋になって、台風による強風のせいで墓地近くの木が何本か倒れてしまった。
その中の一本は父親が生まれた際に植えられた木だったが、根っこに大きな石を抱えたままひっくり返ってっていた。

石を引きずり出して調べてみると、表面に父の名前と戒名までもが刻まれている。

そこで、それを洗い清めて墓地に据えることにした。

以来、墓石が倒れるような事はなくなった。

ブログランキング参加中!

鵺速では、以下のブログランキングに参加しています。

当サイトを気に入って頂けたり、体験談を読んでビビった時にポチってもらえるとサイト更新の励みになります!