インドネシアで撮影されたとされる画像が、海外ネットユーザーの間で話題を呼んでいます。
その画像とは、歩く死者の姿。
その真偽は定かではありません。
しかしながら、その様子はまるで映画に出てくるようなゾンビそのもの。
怖いものが苦手という方は、閲覧を控えた方がよいでしょう……。
この画像は、インドネシアのトラジャという地域で撮影されたものです。
ここに住むトラジャ族には、古くから死にまつわる風習があり、死者を歩かせるというのです。
専門家は死者を歩かせることについて、2つの根拠を示しています。
まずひとつは、部族には死についての戒律があり、「生まれた村で死を迎えなくてはならない」そうです。
ですが、いつどこで死が訪れるかわかりません。
不慮の事故に遭い出先で亡くなった場合に、村に帰りつくことはできないでしょう。
そこで、祈祷師が死者を歩けるようにするそうです。
そしてもうひとつ、部族は「死」のプロセスが大変長いものであり、亡くなると来世と言われる場所にたどり着くまでに、家族は葬式などの儀式で死者を支援しなければなりません。
儀式には膨大な費用がかかります。
即座にお金を用意できれば良いのですが、工面できなかった場合に一時的に仮の棺に収められるそうです。
つまり亡くなると死後、棺を移動しなければならず、そのために死者を歩かせるとも言われています。
そのほか諸説あるようですが、いずれにしてもこの地域では「死者は歩く」
「死者を歩かせる」ということが信じられています。
撮影された画像や映像はあまり世に出ていないようです。
したがって、公開された画像は非常に珍しいもののようです。
その画像を見ると、正直本当に死者なのかな? と思わざるを得ません。
もしかしたら特殊メイクで雰囲気を出しているのかもしれないのです。
しかし、「もしも本当だったら……」と思うと、背筋が凍りつくような思いがします。