神奈川県の逗子にある通称お化けトンネルの話し。
ある主婦が買い物帰りに、いつも通るそのトンネルにさしかかったのだが、今日に限って妙に怖い。
一人で通るのが怖くてしばらくトンネルの前で立ちすくんでいるとお巡りさんが。
「どうしました?」
主婦は「何だか一人で通るのがこわくて・・」と苦笑いをしながら事情を説明した。
親切なお巡りさんは、「なんだ、それなら僕と一緒に行きましょう」と、怖がる主婦と手を繋いでトンネルを通る事にした。
主婦はお礼を言って、安心して歩き出した。
親切なお巡りさんは、「こわいでしょうから」と、壁側を。
主婦の半歩位後ろを手をしっかり握って歩いてくれていた。
「いつも通ってるのにおかしいですよね」
「いや、そんな事ないですよ。大丈夫ですよ」と、他愛の無い会話を交わしながらトンネル内をあるいていたのだが。
トンネルの中央付近に差し掛かった所で、ふとお巡りさんが立ち止まった。
話し掛けてもお巡りさんの返事がない。
「お巡りさん?」手を引っ張っても動こうとしないお巡りさん。
主婦が不審に思って振り返ると、お巡りさんの姿はなく、壁から生えた様な一本の手を握っていたそうです。
主婦は慌てて逃げたそうですが、お巡りさんどうなっちゃったんだろ?
聞いた話しですが、多分この辺りでは有名な話しなんじゃないかと・・・。