もう5年も前の話なんですけど。
怖い物知らずだった10代の私は、一緒に飲んでいた友人と京都の北山にある精神病院に肝試しに行きました。
SRV車に友人5人で乗り込み現地に着きました。
2人ずつ精神病院の門まで行くという、とても簡単なルールで始めた肝試し。
というか、相手は人間なので(精神病院の入院患者)下手に刺激しなければ大丈夫なはず、と思いながら恐る恐る歩き出しました。
門まで着いた時友人がクラクションを鳴らし。
突然精神病院の鉄柵が「ガー-!」と揺れ始めました。
なんと患者の皆さんが起きてしまったようで。
一心不乱に鉄柵を揺すってらっしゃる。
すごい勢いで揺れる鉄柵。
走って逃げようとしましたが、とうとう鉄柵が外れてしまった模様で、皆さん走って追いかけてきます。
もつれる足を何とか走らせ車に乗り込んだ私達。
もう、あんなことはしないようにしようと心に決めました。
教訓を胸に秘め1年後、別の友人と話していた所、その話になりましたが、その病院は数年前から閉鎖されていたとのことです。
ありがちな話ですが、実際に起こったことです。