義兄と義兄嫁がやっと離婚したと聞いたので記念書き込み。
旦那の実家は分家の分家だから普通の建売住宅住まいなんだけど、本家は平家の落ち武者説も納得の和風の古い家。
本家も分家もひっくるめて、男の子が育ちにくいって言い伝えがあるらしい。
最初に生まれた男の子は、3歳前に取られて(死んで)しまう仕組みで、ひとり取られたらOkで、取られる子を『露払い(つゆはらい)』と呼ぶそう。
うちの旦那は男女男の末息子だけど、義兄の上にもうひとり死産の子がいてて、その子も男の子だったそうで小さい位牌もある。
私はその話聞いても、「今でも初産はトラブルあるし男子の方が死亡率高いし、昔は今よりも死産や乳幼児の死亡率高かったしなー」と思う程度だった。
義兄嫁は本気で信じていたみたいで、私が結婚した直後から義兄嫁が「一緒の時期に妊娠して兄弟みたいに育てたい」と私にハッパかけていたのは、今思えば私の子を露払い目当てにする気だったみたい。
私は仕事も見つかったことだし、当分は自分が馴染むので精一杯だから子供は数年後と夫婦で決めていた。
義兄嫁から妊娠のお守りとか、お茶とか、色々な物をくれるようになった。
押し付けがましいというか、理由が見え見えで・・・ある時期から私の旦那から断ってもらってた。
それから2年経過したころだったと思うけど、義兄嫁が私に呪いを掛けてた、というのを近所の人が見つけて大騒ぎになった。
旦那が見に行ったけど、古典的な藁人形に、髪の毛とハンカチ(義実家行ったっ時に忘れていった)入れたのを釘で刺していたみたいで、詳細聞いたら気分悪いけど、私は別に不調もないから謝罪だけでおさめた。
義兄嫁は早期の更年期障害でおかしくなっていたらしく、投薬治療をするからこの先に子供は望めないことになった。
少しして私が自然妊娠した。
義兄嫁はまだ完治してなかったからか、呪い?が叶ったんだ。
生まれる子は露払いだって大喜びしていたと、後で義両親から聞いた。
私は早々に里帰りしたのでその後は詳しくは知らないが、息子(男の子でした)は無事に生まれたし、下の子も順調にできて3兄妹完成。
露払い(つゆはらい)扱いされた長男は10歳を超えて、大柄で大病一つしない丈夫な子だから、迷信だったね~と旦那と笑ってる。