先輩が昔、霊感の強い女性と付き合っていた事がありました。
ある時、部屋で先輩は何か書き物をしてて、彼女は先輩の後ろでベッドの上に座っていたそうです。
その彼女とはまだ付き合い始めたばかりで一番イチャイチャしてる時でしたが、その時は何故か彼女は先輩に近寄らずじっと黙ったまま座っていたそうです。
で、先輩も書き物が終わり一服しながら後ろに居る彼女に「どうしたの?今日は静かだね?」と話しかけました。
でも彼女はいつもなら喜んで返事をするはずなのに何故か「・・・・うん・・」とあいまいな返事をするばかりだったそうです。
先輩はきっと相手をしなかったのでむくれているんだろうと思い、彼女を連れて機嫌直しに外へご飯を食べに連れて行く事にしました。
そして二人は外に出て道に止めてある車に。
すると車に乗った途端彼女が泣き出した。
先輩は慰めようと彼女にどうして泣いてるのか、自分が何かしたのかを聞いてみました。
でも彼女は泣き止まず「とにかく車を出してくれ」と頼んできたそうです。
で、先輩はとにかく車を出ししばらく走りました。
近所のファミレスにまで着くと彼女がようやく泣き止んだのでそこの駐車場で話を聞く事に。
彼女:「部屋で○○(先輩の名前)の事を見てたら人の気配がしたの。でも周りを見回しても私達以外誰も居なくて、でも気配がするんでTVの方を見たの。そうしたら何も映ってないTVにテーブルで字を書いてる○○が映ってるんだけど、そのテーブルの上に真っ白い足が私のほうを向いて立っていたの・・・」
つまり先輩がテーブル(コタツになるやつ)の前で書き物をしてる時、先輩の目の前に霊が立っていたと・・・。
前から何か変な事があるなとは思っていたそうですが、まさか本当幽霊がいたとは思わなかったそうで、その話を聞いた先輩はもう怖くて部屋に帰る気がしなくなったそうです。
その他にも他の後輩(僕の友達ですが)が先輩をアパートのまで送っていった時、先輩がドアを空けたら玄関のすぐ前で痩せた女の人が立っていたのを車の中から見たとか、等の話があって結局先輩は部屋を出ていったそうです。
その後、その彼女ともラブホや海に行ったりすると霊が見えただの金縛りに遭っただのが続くので別れたそうです。