歌手の浜田省吾の話。(96年頃)
アメリカの老舗ホテルでの体験らしい。
古いホリデイ・インにチェックインして、それぞれの部屋にバラバラになって、僕はいちばん上のちょっと広めの部屋をとってもらったんで、僕だけ12階まで上がってエレベーター・ホームに出ると・・・・何か霊気みたいなものを感じるのよ(笑)。
背中から誰かが見てるって感じでパッとふり向くと、そこに親子の絵が飾ってある。
なんかシーンと寒いものを感じるわけ。
で、いちばん奥の角部屋なんだけど、部屋に入ってすぐ窓を全部開けたもんね。
全部電気つけて。
だって、その階は他に誰も泊まってなくて、俺だけなの。
やだなあと思いながら下でみんなで御飯食べて、部屋にまた上がるでしょ。
またそのエレベーター・ロビーでカタカタッっていってる気がするの、絵が(笑)。
やだやだって思いながらも疲れてるから一応寝たのね。
電気全部つけて寝たんだけどさ。
で、次の日起きて新川君(マネージャー)が「浜田さん大丈夫でした?」って。
現地のルイス君は寝られなかったって言ってたよね。
身長が186センチくらいある、ものすごいゴッツイやつなんだけど、その彼が・・・・・・部屋の中に赤い玉がビューと飛んでいて寝れなかったって。
新川君の部屋は、ベッドで起きて電話してたら、うしろでポワンと誰かが座ったような感じがするって言うし、スタイリストの原さんは「シャワーを使ってないのにバスルームの床が濡れてる」とか(笑)。
本当に、あれは行ってみないとわかんないよね。
最上階にひとりで泊まってるんだよ(笑)。
さすがに43才の僕も、不気味なものを感じました(笑)。