四十九日の翌朝

カテゴリー「心霊・幽霊」

うちの姉が双子。

双子の姉の方(以下、『双子姉』)には、園児の頃からのボーイフレンド的な人が居たのね。
はっきり告白したりとかは無いけど好き同士、みたいな。
でもその人、高校二年の時に死んじゃったんだ。

で、その人の四十九日の翌朝。
双子妹の方が、「昨日、双子姉のボーイフレンド君の夢をみた」って言うの。
夢の中で部屋で勉強してたらドアが開いて、双子姉のボーイフレンドが立ってて、「あ、ごめん、間違えた」って。
そんで、「お盆は間違えずに帰ってくるって伝えてくれるかな」って言って、普通に歩いて玄関から出てったって。

そんで翌年のお盆、双子姉の夢に本当に出てきたらしい。
そして、「(お盆に)三回だけ戻ってもいい?」と聞くんだそうな。

双子姉は泣きそうになりながら、「何で三回なの?嫌だよ、ずっと会いたいよ」って反抗したんだけど、「それ以上は双子姉の心残りになるから良くない。自分より良い男に出会って幸せになって欲しい」って・・・。

ただの夢といえばそれまでだけどね。

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