風呂場で自殺

カテゴリー「心霊・幽霊」

数年前にマンションの一室で短期のバイトした。

期間は一ヶ月、だけど初日から腕と目の下の皮膚が赤くなりカサカサになった。
痒い&じわじわ痛い。
室内が乾燥してるのかな、と思っていたが日に日に赤さやカサカサが増してくる。
皮膚科内科眼科(目の下だから)にバイトの合間に行ったけど、薬出されるだけ。
しかも効かない。

すると私より先にバイトしてた人が「前に来た人で似たような症状になった人がいる」と
教えてくれた。

「空気が合わないとか?でも私はアレルギーとかないんですよね」と言ったら、話がちょっと変わってきてその人が言うにはこの一室は事故物件で、ベランダから幼児が落下し母親がそれを苦に風呂場で自殺したと言う。

なので、ベランダと風呂場は誰も行かないし、窓も開けないと言う。
特に何かが出る訳じゃないけど、気味が悪いからと。
だが、私と同じようなカサカサが出た人はベランダで煙草を吸っていたらしい。

ベランダに出る度にカサカサ部分が広がっていき、10日で目が開かないほどに鱗状のカサカサが拡がり、バイトに来られなくなったと言う。
しかもまだ目が開けられないとか・・・。

それからさらにベランダは気味が悪い、祟りだと言われるようになった。
私も辞めたかったけど、時給が破格だったしカサカサしながら一ヶ月続けた。

最後の日にはかなりカサカサ部分は拡がり頬まできていたけど、ベランダを軽く掃除してお菓子とジュースをおいた。
風呂場に行き、掃除した雑巾を洗って持参した線香をあげた。
手も合わせた。

霊は同情したり構ったりしちゃいけないらしいけど、なんか気の毒で・・・。
使った雑巾や箒は帰り道にお寺に引き取って貰った。

で、その夜・・・。
自室で寝ていたらけたたましい子供も泣き声がして後悔した。
「やるべきじゃなかった!」と布団の中で丸くなった。

すると小さな足音がした、大人の小走りな感じの足音。
次に女性の小さな声で「ごめんね、行こうね」と聞こえて、今度は私の部屋のベランダが開き、出ていく気配がしたかと思うと、そのまま気配は消えた。

私は怖くて朝までベランダの方を見たり、背中を向けたりしていたが、5時にようやく起き上がりベランダを閉めたが窓に映った自分の顔に驚いた。

カサカサも赤みもなくなり、治っていた。

治ったと言うか、始めから何もなかったみたいな皮膚だった。

カサカサは霊のせいかも知れないし、単に偶然だったのかも知れません。
私は前の人と違って煙草は吸わないし、ベランダに出たのも掃除&お菓子、ちょっと手を合わせる時だけだったし。
部屋で聞いた泣き声や女性の声も今では夢みたいに感じる。

バイト自体も実はかなりよからぬものだったから精神的にもきていたかも知れません。

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