数年前、お盆に帰省した時に、弟に車を運転してもらい買い物に行った。
帰りにSC(※ショッピングセンター)前の屋台のアイスを買って車で食べようとしたら、
ついていたはずのアイスのスプーンがなくて、落としたかな?と下を見ている間に、アイスは半分なくなっていた。
隣の弟に「何で食べるし」と怒ったが、「いや食ってねえし」と言われた。
あれ?と思ったら、「ひゃっこーいあまーい♪」と女の子の声がした。
幼稚園位の女の子でうれしそうな声・・・。
弟にも声が聞こえたらしい。
無言のまま自宅に帰り、ガクガクしながら祖母に報告した。
しかし祖母は「ご先祖さんじゃ」と言うだけ。
霊がアイスを食うものか!!と弟が言ったが、私が仏間の襖を開けると、仏間の真ん中にアイスについていた木のスプーンがぽっつり落ちていた。
まさか霊に私のパンプキンジェラートを食べられるとは思わなかった。