我が家で実際にあった話。
15年くらい前・・・弟が3歳、私が10歳頃だったかな。
今は建て直しましたが、当時は築30年くらいの古い家に住んでいました。
当時、父は会社へ、私は小学校に行っていて、昼間は母と弟としかその家の中に居ませんでした。
そしてその頃の弟はヤクルトが大好きでよく10本入れのパックごと持ち歩いて飲んだりしていました。
そんなある日。
母がお昼ご飯を作ろうと台所で料理していた時。
仏間のほうで遊んでいた(もちろんヤクルト飲みながら)弟が突然来て、母にヤクルトを1本差し出してきたんだそうです。
いつもは絶対に自分からくれることがないので、珍しいな、と母は思いつつ。
母が「くれるの?ありがとう」と、御礼を言うと。弟は「だって、ちょうだいって、いったでしょ?」
と、言ったのです。
もちろん母は料理に夢中になっていたので、そんなことは言っていません。
ですが、弟が言うには
「あたしにもちょうだい?」
という女の人の声が聞こえたというのです。
だから、母にヤクルトを持ってきた、と。
そういえば、あの家ではよく誰も居ないのに2階から、ドンッという音がしたり、階段を上っているような音(いつも上り)がしたりしていたので、私たち家族以外の誰かが住みついていたのかもしれません・・・。